ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

「死灰の中から」が実証する大杉栄と伊藤野枝の関係




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第148回〜第153回をアップしました。

大杉栄が野枝との恋に落ちて行く
過程を書いている
「死灰の中から」の初出は、
『新小説』1919年9月号である。

4年半ぐらい前のことを
回想して書いているのである。

このとき、
大杉と野枝は同棲を始めて3年、
すでに長女・魔子は2歳。

並の夫婦だったら、
倦怠期(違和感のある言葉ですが)
であってもおかしくないのに、
野枝にのめり込んで行った心情を、
大杉はここまで明け透けに
書けるのですから、
このふたりの「夫婦関係」の絆は
やはり並みのものではなかった。

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