ポチのクレヤン編集長日記：ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
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大杉栄の「お化を見た話」と「葉山事件」
2016-05-26（木）
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中！
第215回〜第216回をアップしました。
日蔭茶屋事件について大杉栄が書いた
「お化を見た話」の初出は、
『改造』1922年9月号です。
この「お化を見た話」ですが、
大杉の死の直後に出版された
単行本『自叙伝』（改造社／1923年11月）には
「葉山事件」と改題して収録されました。
『大杉栄全集 第三巻』
（大杉栄全集刊行会／1925年7月）には
「葉山事件」として収録されましたが、
『大杉栄全集 第12巻』
（現代思潮社／1964年12月）には
『改造』掲載時のタイトル
「お化を見た話」に戻して収録されました。
現代思潮社版
『大杉栄全集 第12巻』は、
1995年1月に日本図書センターから
復刻版が出版されましたが、
これには「お化を見た話」で
収録されています
（復刻版ですから当然ですね）。
雑誌に掲載したタイトルを、
単行本収録時に
改題することはよくありますが、
全集収録時に
雑誌掲載時のタイトルに戻したりすると、
ややこしくなりますね。
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