裁縫の話にも興味を持った大杉栄

ポチのクレヤン編集長日記：ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

2016-12-20（火）

ツルシカズヒコ【あきらめない生き方　詳伝・伊藤野枝】連載中！
第401回をアップしました。

野枝さんは大杉栄に関して、
こんな証言をしています。

裁縫の話でも、料理の話でも、洗濯の話でも、
彼は私が興味を以て話すときに、
その私の興味を外すやうな
下手な話し相手ではありません。

彼はいつでも台所や井戸端にしやがんで、
料理や洗濯に自分の興味を
さがし出してゐるのです。

ミシンの働きにも、着物のデザインにも、
興味を見出すのです。

この証言は大杉栄という人間を知る上で
とても重要だと私は考えています。

たとえば、堺利彦や山川均は、
こんなことに興味を抱いたかというと、
たぶん否でしょう。

大杉を見る視点や思考の枠を広げる
という意味で重要だと思うわけです。

野枝さんは彼女にしか語れない
貴重な大杉の「ある側面」を
後世に残したのです。

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