ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
吉村昭『闇を裂く道』
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吉村昭『闇を裂く道』を
読了しました。
丹那トンネルの難工事、
犠牲になった工夫たち、
トンネル掘削により水が涸れ
田畑に大被害をこうむった
函南村の村人たちの怒り。
テーマはそんなところです。
今、リニア中央新幹線が
問題になっていますが、
この問題を考える指針のひとつに
なるかと思います。
※
ツルシカズヒコ
【あきらめない生き方 詳伝・伊藤野枝 】連載中!
第404回に加筆しました。
大杉栄「牢屋の歌」の下りを
追記しました。
これも『東京日日新聞』に
掲載されたようですが、
同紙に掲載された際には
違うタイトルだったかもしれません。
はたしてこのタイトルは
大杉自身がつけたのか、
新聞社がつけたのか、
あるいは単行本『日本脱出記』に
収録される際に編集者がつけたのか、
そのへんも興味があります。
そして重要なのは、
大杉がこの原稿をいつ書いたのかです。
フランスから帰国した大杉が、
神戸に上陸する寸前に脱稿した
というのは重要なポイントです。
この生原稿は野枝さんも
読んでいたかもしれない。
いずれにしても、
『東京日日新聞』に掲載された
この文章を野枝さんは
読んだわけですが、
さて、野枝さんの胸中はいかん。
焼きもち焼きだったと
言われる野枝さんですから、
不快感を抱いたかもですね。
大杉はマルセイユで
野枝さんの着る物を買い込んで
お土産にしています。
大杉はお土産で
野枝さんの機嫌を損なわないような
配慮をしていたのかもです。
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