コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第895回 手作りポンチョでキモノを着よう


今日の手芸部には、
Sさんが前に作ったポンチョを
キモノで着て来ましたよ!

かわいかったので、パチリしました↓
20141113_ph01
直しとけっ!っつっといた
はみだし裏地がそのまんまだったのは、
コウ先生的には「怒」だわね。

なんとか隠しつつの撮影でありました(笑。

↑このポンチョ(型紙はこちら)は、
2012年冬のカタログハウス1日教室でも
課題にしまして、「簡単でかわいい」と
大好評でした。

●2012/12/15ポンチョ大阪教室
●2012/12/22ポンチョ東京教室

が、元はと言やぁ、
2005年のNHK「おしゃれ工房」で
作ったケープのアレンジなのよね↓
20140915_ph01
当時の「おしゃれ工房」では、
2年前くらいの流行の服を課題にすると
ウケると言われていたので、
ポンチョにしたんでしたが、
それでもまだ9年前のあのころは
「少数派」な感じがしたもんだけど、
今やもう定番コートだもんなあ。

ていうか、ポンチョやケープは、
原始的な衣服ですから、
元に戻っただけとも言える。

ポンチョあるいはケープは、
作るのも簡単だし、
洋服にもキモノにも合うし、
裏地つきなら
表布と裏布の組み合わせを楽しめたりするし、
手作り服としてもかなり楽しめます。

作ったことない人は、
ぜひいちど作ってみて〜!
ショート丈のをコートの上に着たりしても
あったかいですよ。



というわけで、
今日のビジュアル特集は、
和洋兼用できるポンチョ
あるいはケープコートで。

ついでに、キミたち、
繊維比率にも注目して読め!



ざっくり検索した中で、
コウ先生がいちばんかわいいと思った
和洋兼用ポンチョがこれ↓
千鳥格子大好きだし、着用シルエットが
(写真を見る限りは)きれい。

【コート】千鳥ケープ

【コート】千鳥ケープ
価格:24,624円(税込、送料別)

↑ウール50%ポリエステル50%。
この繊維比率を見たらば、
「ああ、じゃ、軽いわね」と考えます。

ウール100%は基本的にはイイものなんですが、
重いのが難点といえば難点。
最近は敬遠される傾向にあるらしい。

特にポンチョは布地の分量が多く必要なので、
重さはポイントですね。
保温力はウール100%のほうなのだが。

千鳥格子の日本版のような存在が
市松模様ですが(千鳥格子こと
ハウンドトゥースはもともとイギリス)、
この市松の袖ありポンチョ↓もかわいい。

↑ポリエステル34%アクリル33%
ウール20%モヘア13%
ということですから、
軽い上にあったかそうですね。

モヘアは少し混じってるだけでも
かなりあったかさ増します。
あと、モヘア混は光沢が出るのが特徴。
ちなみに、モヘアは山羊の毛。

お次は、
hiromichi nakano2014秋冬新作の
丸衿ケープコート↓
和洋兼用ポンチョの世界では、
hiromichi nakano (わが世代にとったら
わりとバブリーなブランドですけど)が
有名なようですが、
まだ存在してたんですね。

↑ウール50%ポリエステル50%
なので、長い着丈ですが、軽めなんですかね。

コウ先生は、ポンチョは、
平均身長低めの日本人が着るには、
ショート丈のほうがバランスがいいのでは
ないかと考えてますが、
冬はやっぱりあったかいほうがいいとなると
お尻がすっぱり隠れる丈がいいんですかね。

次もhiromichi nakano のファーつきポンチョ↓
ファーは取り外し可能。

↑ウール45%ポリエステル35%レーヨン20%
一概には言えないけど、
ウールとポリエステルだけより
レーヨン入りのほうが重くて、
質感がマット(光沢がない)なはずです。

次は、
2012のデザインということですが、
コウ先生は好きな感じ↓
シンプルなデザインだから長く着られそうだし、
洋服にも合いそう。

↑ウール98%ポリウレタン2%のと
ウール98%ナイロン2%のがあるようです。
前者は少しストレッチがきいてるはず。
後者は平ら感があるはず。
ちなみに、ウール×ナイロンは、
ウール100%より縫いやすいので
布地としては初心者向きと言えます。

コウ先生的注目個所としては
裏地がキュプラ100%って点。
ポリエステルの裏地より
キュプラのほうが基本的には高級品。

縫う側からすると
ポリエステルの裏地のほうが
ツルツルして縫いにくいんだけど、
既成服では「すべって着やすい」と
表現されることは多いですね。

そして、次は、
山形の職人さんが作ったというのがウリの
「和ゴート」っぽいロールカラーのポンチョ↓

↑ウール63%ポリエステル37%の起毛ウール。
ドット模様がかわいい。

お次は、
楽天内ではあんまり見かけなかった
ノーカラーのショート丈のポンチョ↓
アタシはこういう感じが好きです。

↑後ろ下がりのデザインもおしゃれです。
袖口のファーが取り外し可能なのもおもしろい。

ポリエステル100%のと
ウール40%アクリル60%のがあるようですが、
ポリエステル100%のは、
あまりあったかくないような気はしますね。

最後は、KIMONO姫っぽいポンチョ↓
ポリエステル52%ウール48%。
小さなショールカラーがついた
身頃部分が二重になった変わったデザイン。

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Mサイズ信仰、リバティ族……
裁縫したいオンナたちの虚栄とプライド

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