コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
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第1238回 フードつきポンチョ風コートにも向くカルゼ
今日の手芸部では、Fさんが、
あったかそうなレンガ色の生地を
持って来ました。
110cm幅で1.5m、
何を作ったらいいでしょうか、と。
ポンチョとかコートによさそうだけど、
短い丈になりますねえ、
袖を短くすればいいかな、
ショールカラーは見返し続け裁ちしないと
いけないから取れないかなあ、
などとあれこれ言いながら、
ふと、思いつき、
「ちょっと丈の長いベスト……
ジレみたいなのは？」と提案してみた。
そしたら、そばで聞いてたNさんも
「あっ、最近、ベスト、着てる人、
多いですよね」と。
「そうそう、ベストがいい！」
とアタシ的には盛り上がったんですが、
Fさんご本人に、ベスト案、却下されました（泣。
＊
そんなこんなで
ベストを話題にしていたら、
今日の「filer フィレ」さんの新入荷品に
ベストのキットが↓
これ、かわいい！
【new】オフタートルフレンチベスト カルゼニットキット |
そして、商品コピーには
「温かみのあるニットのベストは
今年大注目のアイテムです♪」と。
そうか、やっぱり、
ベストは、流行ってるのかあ。
アタシは、
重ね着して裾出しする格好が好きなんで、
ベストは若いときからよく着ます。
年を重ねてからは、
防寒にも役立つと気付き、
さらによく着るようになりました。
このオフタートルフレンチベストは、
簡単に作れそうだし、かわいいですねえ。
型紙のみはこちら↓
|
【new】オフタートルフレンチベスト型紙 |
ガウチョパンツやタックスカート
（Nさんが製作し、Fさんも取りかかり中）
ともコーディネートしやすい感じ。
キットに使われている
「カルゼ」という生地は↓
12月開催カタロハウスの1日教室、
1日目の課題「フードつきポンチョ風コート」
にも適します。
★Filer特選素材★【new】カルゼニット(ニット) |
↑1%ではありますが、アンゴラ入りは、
あったかいと思う。
カシミア入りのカルゼ↓もあるよ。
これは確実にあったかそうだなあ。
「カルゼ」は、
綾織り（斜めの線が見える）の
紡毛（ぼうもう）織物。
表面に毛羽があって光沢があって、
メルトンと似てますが、
カルゼのほうが光沢は強い。
光沢があって、高級感があるので、
制服に使われたりも。
綿や綿麻のカルゼもあり、
フランス綾とも呼ばれたりします。
プリント柄のカルゼもあります。
こちらは、YUWAの綿麻カルゼ、
アンティークローズ↓
＊YUWA＊綿麻カルゼアンティークローズ（単位50cm） |
「カルゼ」の名前は、
イギリス・サフォーク州のカージー（Kersey）で
11世紀ごろ織り始められたことに
ちなむんだとか。
ちなみに、
紡毛（ぼうもう）織物とは、
短い羊毛を織ったもので、
縮絨してあるので、
表面に毛羽があって厚地のものが多い。
紡毛に対して、
梳毛（そもう）織物というのは、
長い羊毛で織ったもので、
毛羽がなく、
表面が平らでなめらかなものが多い。
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