コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第1361回 あれじゃもう裾上げテープじゃなくて




裁縫の基礎を学び中のMさんが、
夫のパンツの裾上げと、
シャツの袖丈詰めを教えてほしい
というんで、ご指導しました。

パンツの裾上げは、
まつり縫い指導にしようと思ったんですが、
今後、頻繁に裾上げするなら
裾上げテープのほうが簡単かしらと思い、
急遽、裾上げテープを
買って来てもらうことに。

ところが、どっこい(笑)、
アタシが知ってるものと違うシロモノが
やって来まして。

今はあれだけになったのかなああ??

某手芸店には、
1種類しか売っていなかったというし、
かつ、店員さんが「間にはさんで使って」と
教えてくれたというんで、
それならアタシが知ってるほうのやつだわと思い、
説明を読んでみたんですが。

どう見ても「はさんで」使うものではなく。

裾にガッツリ貼り付けてしまうモノで、
今どきの裾上げテープはああなったの!?

つまり、ガムテープで貼るみたいに
するんですよ。

パンツの裏側とは言え、
テープがまんま見えるの。

そして、接着力の強力なこと。

洗濯してもはがれません、
とも書いてあった。

ジーンズとかの厚手の生地用なんだろうけど、
いやもうあれじゃあもう、
裾上げテープじゃなくて、
ガムテっすよ!

確実に、
洋服は修理して使い続けるもの、
という発想がゼロ状態になりつつ
ありますね。

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夫のパンツは、スーツの下の、
クールウール製だったんで、
さすがのその裾上げテープは使えず、
結局、まつり縫いで指導しました。

そして、もうひとつは、
シャツの袖丈詰め。

ま、これは、すでに
「基礎」ではありませんが、
これまで何人も行っているんで、
「できるわよ」と答えていたんですが。

袖丈詰めは、短冊が短くなりますが、
カフスをとって、縫い直すのが、
最も簡単です。

短冊が消滅してしまうくらい
短くしたい場合はダメだけど
(それは、サイズ間違い、
と言うべきだろう)。

今回のMさんも、5cm短くしたい
ということだったんで、
カフスをとって縫い直す方法を
考えていたんですが。

短冊を短くしたくない、ということで、
袖をとって、つけ直す方法に。

しかし、この方法だと、
袖ぐりと袖山の長さを合わさなくてならず、
筒縫いすることにもなるので、
かなり難しい。

というわけで、とりあえず、
今回はコウ先生が出動したんですが、
「私もそのうち出来るようになりますか?」
と質問され、
「いちからシャツを作ってからなら」
と答えておきました。

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