コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第54回 コシヒカリ

日経新聞に、高級米の価格が値下がりしているという記事が載っていた。
高級米っていうのはつまり、わが故郷、新潟県産のコシヒカリのこと。
いろんなものの値段が安くなって
米もそうなんだろうなと思っていたのだが、
記事を読むと、どうやら不景気のせいというより、
米の需要自体が減っていて、
安くしないとさらに販売量が減ってしまうからってことらしい。

そうかあ、モノの値段が安くなる理由には、
そのモノの需要が減っているせいもあるのか。
ってことは、手芸用品の値段が安くなっているのって、
需要が減っているせいってこともあるんだろうか。

それはともかく、米の需要のピークって1962年なのね。
私の生まれる前年。
62年以降、どんどん米の需要は減ってるんだって。
おおざっぱに言って、
私たち世代くらいから米を食べなくなったってことでしょうか。

私も、実家にいたころはコシヒカリの価値がわからなくって、
あんまりごはんを食べなかった。
(今はごはん大好きです。新潟のコシヒカリに限るけど)
コシヒカリの価値を知ったのは上京してから。
東京の人はこんなにマズい米を食べているのか、と知ってビックリした。