第1734回　カシュクールとコンシール

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2017-04-29（土）

今日のコウ手芸部では、
Tさんのターコイズ・ブルーの
カシュクール・ワンピースが
完成しました↓

カシュクール（cache coeur）のカシュは、
フランス語の隠すの意味で、
英語のコンシール（conceal）に
当ります。

カシュクールは、
左右身頃を重ね合わせて作る
衿ぐりの一種ですから、
ボタンをつける前合わせとは違って、
左右どちらを上にするかの決まりはありません。

ちなみに、英語のコンシールは、
コンシールファスナーのコンシールですね。

（↑スカートには22cm）

上記ワンピースは、
後ろがコンシールファスナー開きなんですが、
Tさん、もう、コンシールファスナーは
「完璧」きれいに縫えるんですよ。

コンシールファスナーは、
ファスナーが完全に「隠れて」
1本の縫い目にしか見えないのが
「完璧な」縫い方です。

Tさんは、この夏で、
コウ手芸部参加５年目であります。

本日着用のワンピースも自作の
コンシールファスナー開きでしたが、
本日初参加のMさんに、
「既成服みたい！何年通ったら
こんな洋服が縫えるようになりますか？」と
カンドーされておりました。

（↑ワンピースには56cm）

Mさん、今日は、
コースターをふたつ完成させて、
「モノが完成するとすごくうれしいですね」
と言っていました。

いろんな仕事をしている人が
やって来ますが、
みなさん、
「仕事で達成感が得られないから、
モノが完成すると達成感が得られて
すごいうれしい！」
とよく言いますね。

最近の仕事はコンピューターだから、
「過程」が見えない、
だから「出来上がっていく過程が
目に見えることが楽しい」
と言う人も多いですね。

ちなみに、
上記コンシールファスナー、
「下どめ金具つき」と
わざわざ記載されているのは、
最近、100均とかでも
コンシールファスナーが売られていて、
そういうのには「下どめ金具」が
ついていないからでしょうね。

「オカダヤ」さんとかの手芸専門店や、
「手芸ナカムラ」さんのには、
「下どめ金具」はついています。

ついているのが「正しい」んですが、
ついていないものが使えないかというと
そうでもなく、
金具を締めて固定すべき位置を
手縫いでかがって始末すれば
とりあえず使えます。

長く使用したらどうなるかは、
わかりませんけど。

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