第2108回　「恵楓園・金曜会絵画展」生きるため、描き続けた

コウコラム：「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

2019-07-14（日）

国立ハンセン病資料館で開催中の
「恵楓園・金曜会絵画展」に行ってきました↓

この連休中には、
資料館蔵の作品が特別展覧されています。

国の誤った政策で両親や故郷から引き離され、
強制隔離された人たちが、
生きるために描いた絵。

しばし見入ってしまう
魅力的な絵が多いのですが、
「絵は自由に描いていいのだ」
ということを改めて強く感じました。

＊

国立ハンセン病資料館は、
ハンセン病患者の収容施設である
多摩全生園の一角にあります。

多摩全生園は、
河瀬直美監督、樹木希林主演の
映画「あん」にも登場します。

映画のなかでは、
永瀬正敏と内田伽羅が
樹木希林演じる徳江さんを
全生園へ訪ねる場面があり、
３人は園内のレストラン「なごみ」で
ぜんざいを食べていました。

その「なごみ」で、
鮭釜飯を食べました↓
炊きたてで美味でした。

「なごみ」には、
映画で樹木希林と永瀬正敏が
着ていた衣装も展示されていました。

「あん」の原作者、ドリアン助川さんも
家族か友人かといっしょに来館してて
ビックリしました。

メモしてたから、なにか記事を書くのかな？？

私の今回の探訪記は、
『月刊学習』11月号に掲載予定です。

＊

日本政府が今月９日、
ハンセン病患者への国の誤った隔離政策による
家族への差別被害を認めて損害賠償を命じた
熊本地裁判決について控訴を断念したという
タイムリーなニュースもあったせいでしょうか、
絵画展には、子連れの家族や若い女性が
たくさん訪れていました。

ハンセン病患者の強制隔離は、
日本のアウシュビッツともいわれるものです。

こうした間違った政策が、
再び形を変えて行われないためにも、
投票に行きましょう！

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