コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第2272回 動画を真似る、おばあちゃんを真似る


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昨日は、神奈川県の某町へ
旅記事の取材へ行って来ました↓

都心から1時間半のところに、
こんな自然たっぷりの里山があるんですね。

さて、コウ手芸部には、現在、
編物を集中的にレッスンしている方がいます。

今日もレッスンしたのですが、
最近の子どもたちは動画で編み方を見て、
作品を仕上げる子もいる、という話を聞きました。

しかし、そういう子に
「あら、細編み(こまあみ)を覚えたのね」
と言うと、「え、細編みって何ですか?」
って感じで、編み方の名前は知らなかったりすると。

結果的に作品が完成できるわけだから、
動画で覚えたって、編み方の名前を知らなくても
悪いことはありませんが、
日本の中学生の読解力がすさまじく下がっている
という本を読んでいるので、つい、
ああ、こういうところからも読解力の低下って
起こっているんだなあと感じました。

文字の多い本に比べて
手芸の作り方の本というのは、質が低い、
という見方もあるようですが、
手芸の作り方の本は、
平面から立体を想像するという空間認識力とともに
文章読解力をきたえるのにも役立つと思うのです。

自分の経験から考えて、ですね。

動画どおりに編んでモノをつくりあげるというのは、
動作をそのまま真似をして覚える、
ざっくりいうと、動物として一般的な行為で、
言語能力が未熟な低年齢者がものを覚えるには
有効な方法かと思います。

似て非なるものに、
おばあちゃんが編んでいるのを真似して覚える
というのがありますね。

私自身がこのパターンで、編物や裁縫、
手芸の類いは覚えました。

しかし、「動画を真似る」と
「おばあちゃんを真似る」との違いは、
そこに対話があるかどうか、
そこに本があるかどうか、
ではないかと。

おばあちゃんは「これはコマアミだよ」とか
言ってくれるし、ああ、じゃあ「細編み」は
「コマアミ」って読むんだとか。

おばあちゃんのそばには、
作り方が掲載された婦人雑誌が
必ず置いてあったので、私の場合、
そうして、専門用語とか、製図の見方なんかも
覚えました。

いま、手芸研究の本の書評を書くために
本を読んでいるので、編物、裁縫、手芸について
あれこれ考えてしまいました。


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