コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第146回 〈節電女子の節電飯16〉タラときのこの蒸しもの

もちろん、
電気をまったく使わないようにしよう
なんて言ってるわけじゃないですよ。
私がよく言われるのは
「ミシンだって電気使うでしょ」だけど。
だから電気全部使うなっつってんじゃないのっ!
と吠えたくなるよ、っとに。

とにかく今回の原発事故のなんやかんやは
ヒドい話だと思ったわけよ。
何も感じないで今までどおり
炊飯器や電子レンジとか
使いまくれる神経のほうを私は疑う。
いや、まあ、そんなの自由か。

進化は人間を幸福にしたのか、
という岡本太郎の言葉しかり、
自分が「何でも出来る高価なミシン」や
炊飯器やフードプロッサーとかを
「なくてもいいのでは」と感じていたこと、

冷凍庫がこわれたときに
「そもそもふたり暮らしでこんなに食料を
冷凍してまで貯め込んでおく必要はあるのか」
と感じたこと、

子供のころは冷やごはんをあっためるのは蒸し器で
蒸し器って台所にいつもスタンバイしてたよなあ、
とか、うっすら感じていたことが
今回の原発事故で確信を持てるようになった。
電気をたくさん使いまくる「便利」は
本当に必要なものなのか、
ちゃんと考えなきゃいけないんじゃないの。

現実的なレベルで、自分に出来る
「反原発運動のようなもの」は何かと考えたとき、
毎日のごはん作りで実践できるじゃないかと
考えたわけです。
さまざまな事情で
たまたま電気を使わない調理法を実践していた
ってこともあるんだけどね。

今日のNHKの大震災特番で
福島の原発のすぐそばの街で被災して
妻と次女が行方不明のままの男性が
避難勧告が出ている地域だから
ふたりを探しに行くこともできず
「電気なんてなくていい。家族さえいれば」
と話す姿に涙が出ました。

というわけで、今日紹介するレシピは
「タラときのこの蒸しもの」です。

 

 

 

 

東京のスーパーには、今まで見たことのないような
関西地方の野菜が入ってきてますね。
タラときのこの蒸しものに使ったしめじは、
「大粒丹波しめじ」というものです。
こんなしめじがあるなんて知らなかったんだけど、
ちょっとエリンギ風というか太めのしめじで、
香りもいいので蒸しものに向く感じ。
 
次回は、保存のきく「いわしの酒煮の酢醤油漬け」↓

 
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