週刊ポチコラム:ポチことツルシカズヒコが雑誌批評などを書きます
vol.7『学習』と『科学』休刊
11月26日の日経朝刊に「『L25』月刊化」という記事が載っていた。
『R25』はすでに10月から隔週発行に移行しているという。
知らなかったなぁ〜。
『R25』も『L25』も無料週刊誌だが、
『R25』は時々、手にしてザッと目を通していた時期があった。
(写真『R25』は09年4/17~4/23号)。
両誌の「撤退」理由は広告減少に対応するため。
媒体の広告価値を高めるための編集内容の見直しを検討中とのこと。
しかし、無料なら多くの人が読み、
広告価値が高まるという根本の計算すら成立しないほど、
世の中の人は雑誌を読まなくなったと考えるべきなんでしょうね。
12月4日の朝日と日経の朝刊には、
学研の『学習』と『科学』休刊の記事が載っていた。
最盛期の79年には670万部(2誌6学年の合計)の部数だったという。
79年といえば、僕が大学を卒業した年である。
しかし、当時ですら僕には学研が出版社であるという意識は希薄でした。
学研は教育事業をメインとする会社で、出版はその一環ですよね。
そして、12月4日の朝日朝刊には、すごい広告も載ってましたね。
『週刊少年ジャンプ』の全面広告が7ページにわたって。
出版界は『ジャンプ』の一人勝ちって状況なんでしょうか?
部数が最盛期の600万部から300万部に落ちたとはいえ。
出版業界はいろいろあるみたいですが、
でもね、僕は思うんですが、
今、一番面白いのは自分で雑誌を作って自分で売ることですよ。
クレヤン編集部はふたりでやってますが。