ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記

久世さんのワープロ

世田谷文学館で開催中の「久世光彦展」を見に行った。
久世光彦展

テレビマンとしての久世さんの傑出したところは、
異種配合の絶妙さだろう。
ベテランの役者とアイドルをごっちゃに起用するあたりが。
異種配合の妙という点ではおもしろい雑誌に通じるところがある。

ギャグや歌謡曲にこだわっていたという点では、
サブカルチャー系の人でもあったとも言えるのではないか。

会場にはイメージを復元した自宅の書斎も展示されていた。
机の上には愛用のワープロが置かれていた。
僕はこのワープロがすごく気になった。

久世さんが死去したのは06年、享年70歳。
1935年生まれの物書きが、
ワープロを使いこなしていたということをどう見るか?
久世さん自身はワープロをどう思っていたのか?
パソコンには興味がなかったんだろうか?