ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
信用するな
阿佐ヶ谷ロフトの
鈴木邦男さんの
イベントに行ってきました。
以下、1部トークのゲストの方々。
金廣志(塾講師、元・赤軍派)
塩見孝也(革命家、元・赤軍派議長)
若松孝二
平野悠(「LOFT」創始者、ロフトプラスワン席亭)
筆坂秀世(元参議院議員、元日本共産党中央委員会常任幹部)
椎野礼仁(編集プロダクション代表)
赤岩友香(「週刊金曜日」編集部)
塩見さん発言が相変わらずで、
苦笑しながら、
しばらく聞いていた。
たとえば、連赤の一連の事件。
あれは赤軍派とは関係ない、
革命左派が起こした事件だ発言とか。
それはねーだろう、と思いますよね。
じゃあ、
連赤事件から学ぶべきものは何か。
旧左翼(日本共産党)と新左翼、
新左翼の中の赤軍派と革命左派など、
いろいろ党派抗争があったが
(各党派は自己正当化に終止して)、
結局、根っこはひとつ。
日本共産党だーー。
という金さんの発言が、
一番、しっくりきました、
僕には。
金さんが言いたいのは、
それが日共であれ、
赤軍派であれ、
革命左派であれ、
連赤であれ、
過剰に組織やイデオロギーを
信奉することの危険性、
それが地獄への道
(同志殺害とか)に通じる。
それを肝に銘じよ、
ってことなんですね。
最後の質問コーナーで、
司会役の椎野さんに
僕のことを紹介していただきました。
「ツルシさんは
元『週刊SPA!』の編集長で、
鈴木さんの連載
「夕刻のコペルニクス」に
関わった方です……」。
鈴木さんと
僕の出会いについては、
拙著『「週刊SPA!」黄金伝説』
(朝日新聞出版)に書いたので、
興味のある方は御一読を。
で、塾講師の金さんに
質問させていただきました。
「大学教育解体とか叫んでいた
元新左翼が、
受験エリートを養成する
塾の先生やってることに
自己矛盾とか
感じないんですか?」と。
金さんの答えは、
僕なりの解釈では、
こんな感じだったと思う。
僕の教育方針は、
安易に人や組織や
思想を信用するな、
すべて疑ってかかれーー。
うまいこと
丸め込まれた感もするが(笑)、
なるほどな〜と思った。
※
夜、スカパーで
『おっぱいバレー』(09年)を観る。
時代設定を79年にしているが、
原作の小説は違うみたいだ。
舞台も小説は静岡県だが、
映画は福岡県の北九州のあたりか。
79年当時のポップスが流れ、
それがよかったのかな。
コウは途中、涙ぐんでいたが
(3.11の影響らしい)、
まあ楽しめる映画ではあった。
※
中川右介著『カラヤンとフルトヴェングラー』
(幻冬舎新書)を読む。
世界最高のオーケストラ、
ベルリン・フィルハーモニー。
フルトヴェングラーは
その三代目首席指揮者、
カラヤンは四代目首席指揮者。
このふたりが主人公だが、
実は第三の男、チェリビダッケ
(本来、四代目首席指揮者になるべき実力者)の
キャラがなかなか際立っている。
チェリビダッケは
「異端」の指揮者だった。
本書は9刷りのベストセラーだ、
スゲーな。
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★枡野浩一×ワタナベ・コウ&ツルシカズヒコ対談(枡野書店ラジオ/UST)
http://www.ustream.tv/recorded/12750111
★写真家・大野純一UST対談
ツルシカズヒコ出演
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi(第8回)
http://www.ustream.tv/recorded/12451499(第6回)
ワタナベ・コウ出演
http://www.ustream.tv/channel/ohnojunichi(第7回)
★ツイッターやってます。
ツルシカズヒコ→http://twitter.com/k_tsurushi
ワタナベ・コウ→http://twitter.com/watanabe_kou
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★ツルシカズヒコ著
『「週刊SPA!」黄金伝説 1988~1995 おたくの時代を作った男』(朝日新聞出版)
●ツルシカズヒコvs中森明夫対談(『週刊朝日』2010年7/2号)
●「鈴木邦男の愛国問答」(第53回)
●「鈴木邦男の愛国問答」(第55回)
●『AERA』2010年7/19号に鈴木邦男さんの書評掲載
●TBSラジオ「小島慶子 キラキラ」の吉田豪さんコメント(2010年7/1オンエア)
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