コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1280回 天竺とインダス文明
今日の手芸部では、
Nさんが天竺ニット地のパーカーを完成させ、
Fさんは天竺ニット地で
ボトルネックのプルオーバーを製作中
……というわけで、今回は、
天竺(てんじく)という生地をご紹介。
天竺は、
日本や中国でのインドの旧名
となっているようですが、
いったいいつごろそう呼ばれていたのか、
なぜそう呼ぶようになったのかは、
諸説あるようです。
wikipedeiaによれば、
『義経記』に天竺の名が登場しているとか。
ちなみに、ワタナベ・コウは、
東京外国語大学インド・パキスタン語学科
ヒンディー語専攻中退。
(明日19日から外語祭なのね)
ヒンディーは、
サンスクリット語のインダス(川)
という意味だと当時、教わったと
記憶しています。
インダス川と言えば、
現在のパキスタン、インド、アフガニスタンに
またがるエリアに流れる川ですが、
このインダス川流域で、
紀元前2600〜1800年頃、栄えたのが
インダス文明。
木綿(コットン)は、
このインダス川流域が発祥の地で、
インダス文明を担った人々によって
栽培されていたようです。
ちなみに、ワタナベ・コウは、
高校生時代に古代文明にイカれ、
インダス文明のモヘンジョダロ遺跡に
夢中になっていました。
そして、大学2年の夏休みに、
念願のモヘンジョダロ遺跡を訪れた
というわけです。
ま、それはともかく、
インドから日本に木綿がもたらされたために、
木綿で作った生地を編み地を含めて
天竺と呼んでいたのでしょう。
そして、編み地のほうにだけ
「天竺」という名前が残ったのではないかと。
現在、天竺とは、
メリヤス編みという編み方を指します。
メリヤス編みは1本の糸で編みますから、
毛糸を棒で編むセーターと同じで、
表面には縦方向に目(=表編み)が見え、
裏面には横方向に目(=裏編み)が見えます。
端がクルクル丸まるものが多く、
ものによっては、
ソーイング初心者には
ちょっと扱いにくいかも。
素材もコットンのみではなく、
素材も厚さも生地幅もいろいろあります。
ワタナベ・コウがいちばん好きな天竺ニットは、
「プロート」さんの天竺ボーダーニット↓
【新色追加】16/2天竺ボーダーニット (150cm幅) |
↑ボーダーの太さや色や生地の厚さが絶妙で、
ボートネックやボトルネック、
何枚作ったっけ、ってくらい、作ってます。
150cm幅あるので1mで、
七分袖のプルオーバーが作れます。
天竺ボーダーニットは、
150cm幅以上の広幅のものが多いんですが、
最近は、狭い幅のものもあるようですね。
今日の手芸部で、Fさんが
ボトルネックのプルオーバーを作っていたのが
生地幅が70cm台のこちらのタイプ↓
『約75cm幅ボーダー天竺ニット ♪ 』【定番】 |
小物とか子ども用とかに使いやすいよう
狭い幅のが登場したんでしょうか。
*****
コウ先生の刺繍はInstagramで↓
*****
コウ先生のLINEスタンプ第3弾
「猫のマリコ」堂々発売中!
*********************
コウ先生のお気に入りリスト↓
●洋裁手芸リスト
●キッチン器リスト
●ミシンリスト
●猫リスト
●美容リスト
●食リスト
●靴リスト
●雑貨家具リスト
*********************
コウ先生画、LINEスタンプ発売中です!
↓クリックすると購入ページにリンクします。
iPhoneでのLINEスタンプの買い方はこちらで!
@watanabe_kou からのツイート
*********************
2014/10/21に開催された、
ワタナベ・コウの和光大学での講演
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス」の、
当日配布資料のpdfファイルです↓
「裁縫する女」のジェンダー・ポリティクス
*********************
●コウ手芸部
●コウ手芸部Google+
●ワタナベ・コウの子ども手芸教室
●FB裁縫女子宣言!
●FB「裁縫する女」と近代日本
●pixivワタナベ・コウ
●ワタナベ・コウの楽天myページ
●クレヤン放送局
*********************
*********************
●雑誌『hito(ヒト)』3号にインタビュー掲載
●「サイゾーウーマン」インタビュー↓
Mサイズ信仰、リバティ族……
裁縫したいオンナたちの虚栄とプライド
●文筆家の近代ナリコさんの『裁縫女子』(リトルモア)書評↓
http://bit.ly/fHvj35