コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第1295回 裁縫女子的英単語の覚え方
恒例の、コウ先生大好き生地屋
「filerフィレ」さんの今日の新入荷品を
コウ先生セレクトでご紹介。
●ループシャギーニット↓
145cm幅で1m1,468円(税込)
アクリル80%ウール20%
テンション「低」
★アパレル素材★スペシャルプライス★【new】ループシャギーニット(ニット) |
シャギーは毛並みのある生地のこと。
伸縮しない厚手シャギーは、
既製のコートなどで見かけますが、
↑こちらは薄手のシャギー。
家庭用ミシンでも縫いやすそうです。
ニット地なので伸縮しますが、
テンションは「低」、
ということは、
カーディガン、ライト・ジャケットなどの
はおりものか、
ゆとり多めのプルオーバーが向きます。
スカートやワンピースでもいいでしょう。
シャギー生地の注意事項としては、
毛並みがあるので、裁断は一方方向で!
●裏起毛の裏毛ニット↓
180cm幅で1m1,188円(税込)
綿100%
テンション「低」
★アパレル素材★スペシャルプライス★【new】カラー裏起毛 裏毛・カーキ×ブラウン・180cm巾(ニット) |
今日の手芸部では、
Fさんが、
持っているジーンズ(既製品)を
参考にサイズをとり、
パンツの型紙を作ったんですが、
そのジーンズが裏起毛で、
とってもあったかそうでした。
「filerフィレ」の裏起毛は、
ハーフ丈のカーゴパンツとか、
どうでしょう。
タイツと合わせてコーディネートしたら
かわいーっ。
裏起毛生地は厚みがありますから、
裏フラップは薄い別布を使うなどの
工夫が必要だけど。
前ファスナーあきで作る場合も、
持ち出しや見返しには薄い別布を
使ったほうが縫いやすいね。
●ウールガーゼシャーリング生地↓
140cm幅で1m1,252円(税込)
ウール80%ナイロン19%ポリウレタン1%
★アパレル素材★スペシャルプライス★【new】ウールガーゼシャーリング(布帛) |
かなり薄手でふんわりしているので、
ソーイング中級者以上向きかな。
けど、ウールガーゼは、ホント、
ふんわり感が気持ちいい生地なので、
ストールなど、
ほぼ切っただけみたいなものなら
初心者でもいけますね。
●モヘアループラメロービングニット↓
116cm幅で1m1,900円
アクリル48%ウール40%ナイロン3%
ポリエステル5%モヘア4%
テンション「低」
★アパレル素材★スペシャルプライス★【new】モヘアループラメロービングニット(ニット) |
いやああん、↑これはかわいい!
モヘア入りはなんだか好きです。
高級感がありながらもカジュアルだから。
ラメ入りは好き嫌いが分かれる
ところでしょうが、
シンプルなプルオーバーとか、
ノーカラーのカーディガンジャケットとかを
作ると「きれいめカジュアル」向き。
クルマで移動する人とかは、
ライトめコートにしてもいいかも。
*
そして、今日のお勉強(笑。
ここからは、
英語のお勉強に興味ある人だけ
読んでください。
昨日コラム登場の、
英語がなかなか頭に入らないから
単語帳を持ち歩いているんです、
と言ってたNさん、
コウ先生に
「単語って単語単体じゃ覚えにくい、
というよか、つまんない、
簡単な文章を読んで覚えたほうがいいんじゃ」
と言われてたので、
試しに、
今日の生地の名前で
ちょっとお勉強してみましょう。
*
モヘアループラメロービングニットは、
モヘア・ループ・ラメ・ロービング・ニット
ですね。
あまり聞いたことがない単語としては、
「ロービング」があります。
編み物をする人などは
毛糸の名前で知ってる単語かもしれませんが、
ロービングは繊維関係の専門用語。
ロービングは英語で、roving
roving は rove のing形
Weblio辞書内Wiktionary英語版の
動詞roveの5が、
繊維用語「ローブ」の意味↓
To twist slightly; to bring together,
as slivers of wool or cotton,
and twist slightly before spinning.
紡績前に、甘く撚り、束ねて、
羊毛や木綿の繊維片の固まりにすること。
slivers は sliver の複数形。
sliver は、
名詞としては、かけら、
細長く切ったもの。
動詞として、魚をおろすの
「おろす」にも使われます。
細長く切るからですね。
spin は、紡績、つまり、
撚り合わせた繊維束を細く引き伸ばして
糸にする作業のこと、ですね。
名詞 rove の2の説明も見てみましょう↓
A roll or sliver of wool or cotton
drawn out and lightly twisted,
preparatory to further processing;
a roving
引き伸ばして軽く撚った
羊毛や木綿の繊維束。
その後の処理をする前のもの。
rovingとも言う。
draw out は、引き伸ばす。
drawn out で、引き伸ばされた、となり、
その前にある wool and cotton に
かかっています。
lightly は、動詞の説明のときの
slightly と同じ意味で、
ちょっと、とか、
軽く、とか、
甘く、とかみたいな意味だね。
preparatory は、準備。
preがついたら、
準備とか事前みたいなことを
言ってるんだと覚えましょう。
further processing は、
さらなるプロセス(工程)、ですから、
roveの場合は、
具体的にはどういうプロセスかというと、
上記動詞5の説明内、
spinning (糸にする処理)のこと。
英単語は、英英辞書みたいな
英語の説明で覚えると、
さらに単語の数を増やせるはず
(あくまで、はず)なので、
お勉強方法としてはおすすめ。
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