大杉栄全集刊行会『大杉栄全集 第四巻』を
図書館から借りて来ました。
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1926(大正15)年9月発行ですから、
90年前の本です。
この本が貴重なのは、
大杉と伊藤野枝の書簡の初出が
収録されているからです。
ふたりが書いた現物の書簡のままの
旧字旧仮名遣いで読める本は、
たぶんこれしかないのでしょう。
【伊藤野枝 1895-1923】
第109回に追記しましたが、
編者によれば
大杉と野枝の間で交わされた
「恋の手紙」は、
葉山事件の裁判の際に
証拠物件として押収されたという。
忘れ去られがちな、
このあたりの情報を
盛り込んでいるのもいいですね。


