コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます

第5回 ピッグスエードのバッグ

北新宿/ピッグスエードのバッグ

手芸部に、
革のバッグ店さんを定年退職した方が参加しています。
銀座に本店があって
某高級ホテルなどに支店のあるバッグ店さんなのですが、
昔に比べて革のバッグがぜんぜん売れなくなったと言っていました。
「カジュアルなスタイルが主流になったから、
みんな、ナイロンのバッグとか持つでしょう」って。

私も最近は布製の手作りバッグばっかり持っていますが、
30代前半くらいまでは断然、革のバッグ派でした。
物置にしているロフトには、
もう絶対持たないだろうなと思いつつも捨てられない
革のバッグがゴロゴロしています。
「やっぱり私ってセンスがいいわ」と
改めて思うバッグばっかりなんだけど(笑、
ホント、最近の服装には似合わないバッグなのですよ。

スエードはカジュアルな革なので好きです。
ロフトにある昔のバッグたちのスエード率も高いし、
スエードの靴なんかも好きです。
特に男の人がスエードの靴をはいていると惚れちゃいます。
(裸足はダメ)

ピッグスエードとは、つまり豚の肌ですが、
ピッグスエードって染色しやすくて
きれいな色に染め上がると聞いたことがあります。
写真のバッグみたいなパッチワークにしたスエードだと
一色のスエードよりもさらにカジュアル度が高いんで、
布バッグの替わりによく提げます。
 
写真のコーディネート・レシピ
【タータンチェックのボートネック・チュニック】
クレヤン6号掲載。ボートネックの型紙の着丈を28.5センチ伸ばしただけ。
【中に着た黒いカットソー】
ラグランTの衿を1枚ものにして12センチくらいに伸ばしてつけて、
タートルにしたもの。ウールジャージーで。
【デニムのパンツ】
クロップド・ワイドパンツの型紙どおり。裾はロックミシンで始末してふたつ折りして淡グレーの糸でダブルステッチ。
【バッグ】
クレヤン6号掲載。200ページに製図があります。生地はこちら