コウコラム:「服を買わない生活」の中で考えたアレコレを書きます
第32回 お尻が隠れる丈のコート
マオちゃん、銀メダル、スゴかったねー、
マオちゃん、銀メダル、スゴかったねー、
マオちゃん、銀メダル、スゴかったねー、
練習しました。
『お早よう』を観ました。
小津安二郎監督の1959年の映画です。
クレヤン12号の企画を決定するにあたり、
女優の沢村貞子さんをとっかかりにして考えている最中なのです。
結果的に違うものになる可能性もあるんですが。
ちなみに、沢村貞子さんは、うちのおばあちゃんと同い年。
うちのおばあちゃんというのは、
クレヤン10号でインタビューした100歳のミヨシのことであります。
ミヨシおばあちゃん、まだ生きています。
『お早よう』には、若い女性の役で久我美子さんが登場します。
久我さんは2タイプのコートを着ています。
会社に着ていってるロング丈のキャメルのコートはかっこいい。
でも、普段着用というのかカジュアルスタイルのときの
タータンチェックっぽいコートがかっこ悪いの、すごく。
(素敵と感じる人もいるでしょうけど)
ひざ丈のタイトスカートかなんかをはいているんですが、
中途半端にスカートが見えてかっこ悪いんです。
私見ですが、お尻が隠れるくらいの丈のコートのときは、
細みのパンツかミニ丈のスカート(コートから見えない)が
かっこいいバランスだと思います。
でも、私も「お尻の隠れる丈のコート+ひざ丈スカート」を
やってしまうんですね。
ダサい分、年配の人とかにはウケがいいような気がして。
『お早よう』の久我さんのもそういう理由からだとしたら、
小津監督の計算なのか、衣装担当の森英恵さんの計算なのか、
どっちにしてもヤルなあと思う。
映画『卒業』のエレーンは、
お尻の隠れる丈(ひざ上15センチくらい)のコートばっかり
着てますが、彼女のコーディネートは細みのパンツか、
ミニのスカート(ワンピース)に決まってます。
そこまで見た目も計算してのコーディネートだったのかなあ。