ポチのクレヤン編集長日記:ポチことツルシカズヒコが書く身辺雑記
大杉栄とドウハボル教
午後、コウと千歳烏山へ。
粕谷図書館まで散歩。
※
夕食はタイカレーを作りました。
※
『大杉栄 伊藤野枝選集 第二巻 』
(黒色戦線社)読了。
大杉には名言がいっぱいありますが、
この本で私が引っかかったのは、以下。
●「個人的思索」より。
〈いかに自由主義を
ふり廻したところで、
その自由主義そのものが
他人の判断から借りて
来たものであれば、
その人はあるいはマルクスの、
あるいはクロポトキンの、
思想上の奴隷である。
社会主義運動は、
一種の宗教的狂熱を伴うとともに、
とかくかくのごとき奴隷を
製造したがるものである。
僕等は、いかなる場合にあっても、
奴隷であってはならない。〉
●「正義を求める心」より。
〈生命とは、要するに、復讐である。
生きて行くことを妨げる邪魔者に
対する普段の復讐である。
復讐はいっさいの生物に
とっての生理的必要である。〉
へ〜え、そうなんだと
思ったこともありました。
大杉栄が1915年5月に書いた文章
「再び茅原華山を笑う」の中に
〈二十七、八年の役〉という表記あり。
日清戦争のことを当時は
「明治二十七、八年の役」と
呼んでいたようです。
あるいは、トルストイも支持した
ドウハボル教というキリスト教の
一宗派について書いている。
オールヌードで抗議行動を
したこともあるようですが、
真っ裸というのは
アナーキズムに通じるんですね。
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『山崎ミシン』ソーイング教室、
参加者募集を開始しました。
★ワタナベ・コウが和光大学ジェンダーフォーラムで
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演題は「裁縫する女のジェンダーポリティクス」。
10月21日(火)です。
前期の7月12日(土) は
上野千鶴子氏の講演があります。
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